2022/03/23
【第30回】ほけんnavi style
ほけんnavi style
~「年金制度」の改正~
春の日差しがとてもよい季節となってきました。なんだか心躍るというかワクワクする感がしてきますね。
さて、春という季節は日々の生活にいろいろな「変化」がある季節でもあります。
その中の一つに年金制度の改正があります。今後、年金受給者がご自身の年金を受取ることが出来る年齢がより拡大されました。
老齢年金受給開始時期の選択肢の拡大
現在、60歳から70歳の間となっている年金の受給開始期の選択を、60歳から75歳の間に拡大されます。繰り上げ減額率は0.4%×繰り上げた月数(60歳~64歳)
繰り下げ増額率は0.7%×繰り下げた月数(66歳~75歳)となり、75歳まで繰り下げると84%の増額になります。
社会保障制度は、私たちの「ライフプラン」を支える重要なものです。
なかでも「年金」は、高齢期の経済基盤として柱になるものです。しかし、その制度だけを頼りにすることはもうできない社会になってきています。
昨今の少子高齢化や高齢期の長期化などの問題により社会保障制度を維持することの難しさが表面化してきています。
であるならば、自助努力によって高齢期の経済基盤をしっかり築いていかなくてなりません。また、これらの問題は一人だけの問題ではなく、守らなければいけない大切な家族がいること。また、健康であればいいのですが、病や障害によって働くことができなくなったときはどうするのか。よって、資産を形成するだけではなく「保障」という形も必要なってきます。こう考えると、よりいっそう計画的なライフプランが求められています。
ライフプランの一番のポイントは「時間」です。できるだけ早く取り組むことで、保障を持つこと、未来のお金の準備をすることの負担が軽減されライフプランの完遂率が高まります。
いよいよ学校教育の場においても「お金」の教育が始まろうとしています。
時間を有効に使うためにも、若年のうちからお金に対する知識を持つことはとても有意義なことと思います。
コロナ渦がいまだ収縮に向かわない中、ロシアによるウクライナ侵攻などがあり社会情勢も混乱が起きており、先が見えぬ不安が続いております。混乱しているのは社会保障だけではなく世の中そのものです。
しかし、そんな世の中だからこそ、より強く、より優しく、より賢明に生きていけたらと思う今日この頃です。
ほけんYesNoナビ イオン名寄SC店
拠点長 佐藤 哲也